なぜ鎌倉の会社が、佐賀にAIの拠点を置いたのか

佐賀でAI研修やAI活用の相談先を探すとき、ぜひ一つだけ確認していただきたいことがあります。
その会社は、研修が終わったあとも佐賀にいますか。
生成AIの導入がうまくいかない一番の理由は、講師の質ではありません。研修が終わった翌週、詰まったときに聞ける相手がいないことです。私たちトレジャーフットAIが、東京や福岡ではなく佐賀県佐賀市に九州支店を置いているのは、まさにここに理由があります。
この記事では、なぜ私たちが佐賀にいるのか、そしてそれがAI研修の成果とどうつながるのかをお話しします。
単発の研修だけでは、現場は変わらない
AI研修のご相談をいただくとき、実は「研修をやってほしい」だけのご依頼は少数派です。多くの場合、その手前や、ずっと先の話が本題になります。
「どの業務から手をつけるべきか分からない」
「一度やったけれど、誰も使っていない」
「若手は使っているが、管理職が分からないまま任せきりになっている」
これらは、90分の講義では解けません。解けるのは、現場に入って一緒に手を動かし、詰まったところをその場でほどく関わり方だけです。
そして、その関わり方には距離が必要です。片道4時間かかる相手に「ちょっと見てもらえますか」とは頼みにくい。だから私たちは、佐賀に拠点を持つことを選びました。
なぜ、初の九州支店を佐賀県にしたのか

トレジャーフットの本社は神奈川県鎌倉市にあります。「暮らしと仕事が地続きであること」「人とのつながりを大切にすること」という価値観に通じる場所として、鎌倉を選びました。
これまでも全国各地の自治体とリモートで連携しながら事業を展開してきましたが、地域と長期的に関わり、共に取り組みを育てていくには、拠点を持ってまちの人と向き合う必要があると考えるようになりました。その第一歩として選んだのが、佐賀県です。
きっかけは、「起業・複業」をテーマにした佐賀県のプロジェクト公募でした。
私たちは複業やフリーランスとして活躍する人材を育てる実践型スクール「はたふり」を運営しており、そこで目指していたものと、佐賀県が掲げるビジョンがほぼ一致していたのです。それまで佐賀県にご縁も知見もありませんでしたが、「自分たちがやりたかったことを、自治体がやろうとしている」と強く共感し、思い切って企画提案に挑みました。
その結果、2023年に「SAGA Smart Terakoya〜シゴトに繋げる起業・複業支援塾〜」が誕生し、私たちがその運営を担うことになりました。
佐賀県は、全国的に見ても珍しく、自治体主導でユニークな事業を次々に打ち出す活気ある地域です。県民向けの無料プログラミング講座「SAGA Smart Samurai」を通じたIT人材の育成にも取り組んでこられました。
このまちには、新しいことを本気でやろうとする土壌があります。私たちが佐賀を選んだのは、そこに惹かれたからです。
起業・複業支援からAI研修へ、実は一本の線でつながっている

「人材育成の会社が、なぜAI研修を?」と思われるかもしれません。でも私たちの中では、ずっと同じことをやっている感覚です。
はたふりでもSAGA Smart Terakoyaでも、私たちがやってきたのは「その人がやりたいことを、実現できる形に変える」お手伝いでした。
生成AIは、まさにそのための道具です。
やりたいことがあっても、時間がなければ動けません。多くの人が挑戦を諦める理由は、情熱の不足ではなく、単純に手が足りないことです。本業があって、家族がいて、その上で新しいことをやろうとすれば、必ず時間の壁にぶつかります。
生成AIは、その壁をこじ開ける道具です。優秀な人の代わりになる道具ではなく、これまで手を挙げられなかった人が手を挙げられるようになる道具。だから私たちは、AIを人材育成の文脈で扱っています。
実績として、佐賀県内では生成AI活用講座「RYO-FU AI SCHOOL」の運営を、佐賀県AX推進人材育成協議会の一員として担いました。県内在住・就業中または移住予定の方100名を対象に、生成AIで日々の業務に「1時間の余裕」を生み出すことを目指した全6回の実践型講座です。
この運営を通じて確信したことがあります。「AIで何ができるか」から入るとうまくいかない。「自分の仕事のどこに時間がかかっているか」から入ると、初めての人でも短時間で自走を始めるということです。
だから私たちは、研修だけを売りません

トレジャーフットAIがご提供しているのは、大きく3つの形です。
一つ目は、集合研修です。一度に多くの方の前提知識をそろえたいときに。経営層向けにはルール設計と組織の生産性向上戦略、現場向けにはツール操作とプロンプト構築を中心に、対象者に応じて内容を組み替えます。社内展開の起点になります。
二つ目は、実務伴走支援です。プロ人材が現場に入り、一緒に悩み、一緒に手を動かします。研修で作った型を、実際の業務フローに組み込むところまで進めます。定着率が最も高い形です。
三つ目は、コミュニティ型の場づくりです。知見を持ち寄る場をつくることで、自社だけでは思いつかない使い方が見つかります。学びを継続させる装置として機能します。
現実的には、集合研修で足並みをそろえ、実務伴走で定着させ、コミュニティで続ける。この組み合わせが最も機能します。そして、この3つを回すには「近くにいること」が前提になります。
AI活用は、佐賀の「地場の宝」を掘り起こす道具になる
トレジャーフットは、「地場の宝」を見つけ、育てていく取り組みを佐賀県から全国へ広げていきたいと考えています。
佐賀には本当に多くの宝があります。有田焼、伊万里焼、唐津焼といったやきもの文化。嬉野温泉や武雄温泉。吉野ヶ里遺跡。佐賀牛、呼子のイカ、日本酒。そして、子育てしやすい県として全国1位に選ばれた暮らしやすさ(ソニー生命「2023年 都道府県別調査」)。
商品は素晴らしいのに、紹介文を書く時間がない。イベントをやりたいのに、告知が追いつかない。技術はあるのに、それを言葉にする人がいない。
生成AIは、ここに効きます。「時間がなくて後回しになっていたこと」を動かす道具にはなります。
私たちがAI研修をやっているのは、業務効率化そのものがゴールだからではありません。浮いた時間で、このまちの宝がもっと世に出ていくのを見たいからです。
現在、佐賀のまちなかに新しい場をつくる準備をしています

今の支店は佐賀駅から徒歩5分の場所にあります。

私たちは今、佐賀のまちなかに「カフェ併設のコミュニティスペース」をつくる構想を進めています。
企業、行政、地域の人々、学生やフリーランスの方まで、立場や業種を超えてふらっと立ち寄り、つながれる場所です。
ここから新しい挑戦が始まったり、学び合いが生まれたり、誰かの「はじめの一歩」を後押しできる場をつくりたいと考えています。AIの活用も、そういう場から広がっていくのが一番自然な形だと思っています。
その場所ができるまでは現在のオフィスを拠点にしていますので、お近くの方はぜひ遊びに来てください。
まずは8月21日、無料の講座でお会いしませんか

「相談したいけれど、いきなり問い合わせるのは気が重い」という方に、ちょうど良い機会があります。
2026年8月21日(金)、公益財団法人佐賀県産業振興機構 さが産業ミライ創造ベース(RYO-FU BASE)が主催する「UNDERLINE」ビジネス基礎講座の第2回に、私たちが登壇します。
講座名:第2回 ビジネス基礎講座「『生産性』を革命する!AIを味方につける業務爆速化とアウトプット最大化戦略」
日時:2026年8月21日(金)15時00分〜18時00分
会場:MAIC SAGA(佐賀市)、およびオンライン
参加費:無料
定員:30名
主催:公益財団法人佐賀県産業振興機構 さが産業ミライ創造ベース(RYO-FU BASE)
詳細・お申込みはUNDERLINE公式サイトから。
https://underline-saga.jp/20260601-2-2/
副業や起業を考えている方、社内でAI活用を任された方、地域で新しいプロジェクトを立ち上げたい方、学生さんまで、幅広くご参加いただけます。3時間、無料で私たちの話し方や考え方を見ていただける機会です。まずはここで様子を見ていただくのも、良い判断だと思います。
ご相談前によくいただく質問
Q. まだ何をしたいか決まっていない状態でも相談できますか。
A. その状態でのご相談が一番多いです。むしろ「何から手をつけるか」を一緒に決めるところからが本題です。現状の困りごとを3つほど挙げていただければ、そこから進め方をご提案します。
Q. 社内にAIに詳しい人が一人もいません。
A. 問題ありません。詳しい人がいない組織ほど、外から型を持ち込む価値があります。ゼロから始める前提で設計しています。
Q. 何人から依頼できますか。
A. 対象人数、対象業務、目指すゴールによって設計が変わります。半日の集合研修から数か月の伴走まで対応していますので、まずはご相談ください。
Q. 佐賀県外でも対応できますか。
A. 可能です。本社は神奈川県鎌倉市で、フルリモート・フルフレックスの体制をとっています。ただ、佐賀県内の企業・団体さまには、拠点がある強みを活かした密な関わり方をご提供できます。
Q. 費用感を知りたいのですが。
A. 形式と期間によって変わります。ご予算の目安をお伝えいただければ、その範囲でできることをご提案します。
お問い合わせ
佐賀でのAI研修、生成AI活用の実務伴走支援について、お気軽にご相談ください。
ご連絡いただく際は、次の3点をお書き添えいただけると、初回のご提案が具体的になります。
・現在最も時間がかかっている業務(3つほど)
・AI活用を任されている方の役職・人数
・いつまでに何が変わっていると嬉しいか
「まだ何も決まっていない」という段階でも構いません。決まっていない状態から一緒に整理するのが、私たちの仕事です。
佐賀のまちで「トレジャーフットがいてよかった」と思っていただけるように。日々の関わりと、対話と、実践を積み重ねていきます。
参考リンク
トレジャーフット初の九州支店は…佐賀県!?その理由、語らせてください。
https://treasurefoot.com/column/5273/
RYO-FU BASE|副業・起業・スタートアップへの挑戦を後押しする「ビジネス基礎講座」の開催
https://saga-startup-ecosystem.com/news/xx9wkzh6udn
UNDERLINE公式サイト(8月21日講座の詳細・申込)
